現在の日本は多くの領土問題を抱えています。
どのような領土がどこの国と問題になっているのか、どのような経緯で問題が起こってしまったのかを、私たち一人一人がきちんと把握することは日本国民として大切なことです。
今回はロシアとの間で領土問題が起こっている北方領土の歴史・四島の覚え方についてご紹介します。
目次
北方領土とは?
(千島列島における国境線の変遷 出典:Wikipedia)
北方領土とは、日本がロシアと領有権をめぐって対立している択捉島以南の北方四島のことです。
具体的には、国後島、択捉島、歯舞群島、色丹島の四島を指します。
北方四島は江戸時代に松前藩が支配している地域として地図に記載があり、もともとは日本が領有していました。
1855年に日露和親条約で正式に択捉島と得撫島の間で国境線が引かれることになりましたが、その後の1875年には樺太・千島交換条約で樺太をロシア領、千島列島を日本領とすることも決められました。
しかし第二次世界大戦が起こり、日ソ中立条約を結びながらも、ソ連は連合国側で日本とは対立する関係になりました。
日本の第二次世界大戦敗戦直前の1945年8月にソ連は中立条約を破棄し、ヤルタ協定に基づいて対日参戦し日本降伏後も、北方領土に次々と進軍し、占領しました。
第二次世界大戦後に北方領土四島の返還を求める日本に対して、1956年、ソ連は日ソ共同宣言で歯舞群島と色丹島の平和条約締結後の返還を約束しましたが、平和条約の締結実現には至っておらず、返還もおこなわれていません。
また国後島と択捉島の返還については応じておらず、両国とも領有権を主張し、話し合いは平行線をたどっています。
【北方領土の覚え方】簡単!北方四島の語呂合わせ
北方領土の語呂合わせ①
えっと、お尻を振って、しこたま舞おう
→えっと(択捉島)、お尻(国後島)を振って、しこたま(色丹島)舞おう(歯舞群島)
しこたまとは「たくさん」という意味の九州地方の方言です。
北方領土の語呂合わせ②
え、ロフトに素敵な尻や歯になる色んなものあるかな
→え、ロフト(択捉島)に素敵な尻(国後島)や歯(歯舞群島)になる色んな(色丹島)ものあるかな
ロフトには様々な美容グッズがあるので、きっとあるでしょう。
北方領土の語呂合わせ③
干支占いの後に、丹頂鶴が舞う
→干支占い(択捉島)の後(国後島)に、丹頂鶴(色丹島)が舞う(歯舞群島)
どんな状況なのでしょうか。不思議な光景です。
北方領土の語呂合わせ④
いろんな国にトリュフはほぼない
→いろんな(色丹島)国(国後島)にトリュフ(択捉島)はほぼない(歯舞群島)
キノコのトリュフは貴重品ですので、ない国もあるかもしれませんね。
北方領土の語呂合わせ⑤
いろんな人にトリュフをもらった後、舞い上がる
→いろんな(色丹島)人にトリュフ(択捉島)をもらった後(国後島)、舞い上がる(歯舞群島)
バレンタインあるあるですね。
以上、北方領土(4島)の語呂合わせでした!