【室町幕府の成立&滅亡の語呂合わせ】年号(1338&1573年)の覚え方を紹介!

 

日本の歴史上では、鎌倉幕府、室町幕府、江戸幕府という3つの幕府が武家によって成立しています。

 

はじめての武家政権である鎌倉幕府は1333年に滅亡しました。

 

その5年後に、足利尊氏によって2番目の武家政権、室町幕府が成立。しかし、室町幕府は戦国時代の到来で滅亡しました。

 

今回はそんな室町幕府の成立と滅亡についての概要・年号の覚え方をご紹介します。

 

室町幕府の成立&滅亡について

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(足利 尊氏 出典:Wikipedia

 

 

室町幕府は、1338年、征夷大将軍に任命された足利尊氏によって京都で成立しました。

 

そして、1573年に織田信長が15代将軍・足利義昭を京都から追放したことで、室町幕府は事実上の滅亡に追い込まれました。

 

鎌倉幕府が1333年に滅亡してから、後醍醐天皇による建武の新政がはじまります。

 

 

しかし、建武の新政は後醍醐天皇や身内ばかりが厚遇される政治だったため、武士や貴族の不満が増強。そして足利尊氏が後醍醐天皇に反旗を翻して室町幕府が成立します。

 

当時の室町幕府は成立時から、天皇が南朝(吉野)と北朝(京都)に両立する南北朝時代に入っていたため、幕府の仕組みはなかなか整いませんでした。しかし、3代将軍・義満のときに南北朝が統一されて、やっと安定しました。

 

その後、8代将軍・義政の後継者争いをきっかけに応仁の乱がおこります。

 

 

11年続いた争いで京都は荒廃し、幕府の権威は失墜。そして、各地の守護大名や有力武将が領土をめぐって争う戦国時代に入ります。

 

戦国時代は、応仁の乱がはじまった1467年が起点とされています。

 

戦国時代に入ってからも、幕府の権勢は復活することはありませんでした。

 

15代将軍・義昭は、天下統一を目指して京都に入った織田信長の援助を受けて将軍になっています。

 

 

(足利義昭 出典:Wikipedia

 

 

しかし、後に信長と対立し、京都から河内(大阪)へ追放されました。

 

室町幕府は約240年間続いていますが、成立当初は南北朝時代、後半は戦国時代とかぶっているため、安定した政権運営ができた時期は長くはありませんでした。

 

【室町幕府の成立&滅亡の語呂合わせ】年号(1338&1573年)の覚え方!

室町幕府の成立&滅亡の語呂合わせ①

いざ都(1338)入り、足利尊氏。以後、なみ(1573)だを流す義昭。

 

足利尊氏は、意気揚々と京都に入って幕府を開きました。義昭は京都を追われた後は、涙をながすばかりでした。

 

室町幕府の成立&滅亡の語呂合わせ②

いい耳や(1338)、足利尊氏。信長以降(15)は、並み(73)の義昭

 

よく聞こえるいい耳をしていたから将軍になるタイミングを聞きのがさなかった尊氏。信長に追放されてからは、将軍ではなく並みの人になった足利義昭です。

 

室町幕府の成立&滅亡の語呂合わせ③

室町成立、京都の人(1)みな(3)さわや(38)かに。追放以降(15)、波(73)見て悲しむ義昭

 

京都に室町幕府が成立してさわやかな気持ちになりました。海のない京都を追放されて、河内へ行った義昭は波を見て悲しんでいたことでしょう。

 

 

以上、室町幕府の成立&滅亡の語呂合わせでした!

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