いつの時代も「歴史とは勝者の記録である」といわれます。

 

果たしてそれが真実かどうかは意見の分かれるところですが・・・

 

今回は日本で初めての歴史書も含まれている「六国史の概要・歴史書の覚え方(語呂合わせ)」についてご紹介していきます。

 

六国史とは?

(六国史の一つ「日本書紀」 出典:Wikipedia

 

 

六国史(りっこくし)とは、8世紀から10世紀の初め頃にかけて作られた6つの官撰正史のことです。

(*正史とは歴史書の意味)

 

六国史はすべて漢文で書かれていること、物事を年代順に記述する「編年体」で書かれていること、が共通した特徴です。

 

6つの官撰正史

それでは六国史をひとつずつ見ていきましょう。

 

①日本書紀(にほんしょき)

720年に成立した日本で最古の正史神代(神話や伝承など)から持統天皇までの記述

編者は舎人親王(とねりしんのう)・紀清人(きのきよひと)など

712年に献上された「古事記」と合わせて「記紀(きき)」と呼ぶ

②続日本紀(しょくにほんぎ)

797年に成立 奈良時代の基本資料とされている

文武天皇から桓武天皇までを記述

編者は菅野正道(すがののまみち)・藤原継縄(ふじわらのつぐただ)など

③日本後紀(にほんこうき)

840年に成立

桓武天皇から淳和(じゅんな)天皇までを記述

編者は藤原緒嗣(ふじわらのおつぐ)など

④続日本後紀(しょくにほんこうき)

869年に成立

仁明(にんみょう)天皇の一代記

編者は藤原良房(ふじわらのよしふさ)など

⑤日本文徳天皇実録(にほんもんとくてんのうじつろく)

879年に成立

文徳天皇の一代記

編者は藤原基経(ふじわらのもとつね)など

⑥日本三代実録(にほんさんだいじつろく)

901年に成立

清和・陽成(ようぜい)・光孝(こうこう)の3天皇時代を記述

編者は藤原時平(ふじわらのときひら)・菅原道真(すがわらのみちざね)

 

【六国史の覚え方】超簡単!六つの歴史書の語呂合わせ

六国史の語呂合わせ①

日蝕の誤植が分散した

 

→日蝕(日本書紀・続日本紀)の誤植(後記・続日本後記)が分散(文徳天皇・三代実録)した

 

続は「ぞく」ではなく「しょく」と読む。「紀」は「き」とも「ぎ」とも読む。なんともややこしいですね。

 

六国史の語呂合わせ②

木々が嬉々としているね、文さん

 

→木々(日本書紀・続日本紀)が嬉々(日本後紀・続日本後紀)としているね、文さん(文徳天皇・三代実録)

 

草花好きの文さんとの会話。木々=きぎ=紀と紀、嬉々=きき=紀と紀、紀の読み方を覚えましょう。

 

六国史の語呂合わせ③

日記は続く、日光は食後に浴るのがモンサン流である、と

 

→日記(日本書紀)は続く(続日本紀)、日光(日本後紀)は食後(続日本後紀)に浴るのがモンサン(文徳天皇・三代実録)流である、と

 

フランスのモンサンミッシェルで発見された日記の記述です・・・。

 

 

以上、六国史の語呂合わせでした!

 

 

 

ちょっとした裏話

 

共に日本三代実録を編纂した藤原時平と菅原道真。

しかし、日本三代実録が完成した901年、菅原道真は藤原時平の陰謀により大宰府に左遷され不遇のうちに亡くなりました。

その後、菅原道真は祟りを恐れた朝廷から天満天神(学問の神)として祀られ現在でも全国各地で信仰されています。

 

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