現代の日本では当たり前のように基本的人権の尊重が憲法によって保障されていますが、世界ではまだ、人権が十分に尊重されない国や地域も存在します。
自国だけでなく、世界全体で人権を尊重することを求めていく動きはとても大切なことです。
今回は1948年に出された世界人権宣言の概要・年号の覚え方についてご紹介します。
目次
世界人権宣言とは?
(スペイン語版の世界人権宣言 出典:Wikipedia)
世界人権宣言とは、1948年(昭和23年)に国際連合総会によって採択された、基本的人権についての宣言で、全人類、全世界で達成すべき方針とされています。
世界人権宣言の第一条では「すべての人間は、生まれながらにして自由であり、かつ尊厳と権利とについて平等である。」と宣言されています。
具体的には、自由な思想や行動を保障する自由権や選挙に参加する権利である参政権、人間が人間らしく生きる権利である社会権などの基本的人権について言及されています。
第二次世界大戦後、連合国50か国で国際連合憲章が調印され、戦後の世界秩序の形成の第一歩となりました。
この国際連合の総会で1948年に決議された世界人権宣言は、その後の様々な人権に関する規約の基礎となるものでありますが、法的拘束力の有無については議論がなされています。
人権に問題がある国は、人権に関する規約に調印をしていないことが多く、世界人権宣言そのもので人権に関する違法性を問えるかについては非常に重要な議論といえます。
日本は、1952年に調印したサンフランシスコ平和条約の前文で、世界人権宣言に基づく努力を宣言しており、世界の多くの国と同様にこの宣言に賛同する立場をとっています。
【世界人権宣言の語呂合わせ】年号(1948年)の覚え方!
世界人権宣言の語呂合わせ①
世界人権宣言で一句(19)、視野(48)広く!
世界の様々な国に視野を広げて、人権問題について考えたいですね。
世界人権宣言の語呂合わせ②
一休(19)も名案と審判(48)、世界人権宣言
世界人権宣言には一休さんも大賛成でしょう!
世界人権宣言の語呂合わせ③
ひい(1)!急死(94)は(8)世界人権宣言で防ぎたい
世界人権宣言で、人権がないことで命を落とすようなことが無くなればいいですね。
世界人権宣言の語呂合わせ④
一級(19)品の世界人権宣言、シワ(48)寄せて考案
世界人権宣言は多くの国が知恵を出し合って考えた、とても素晴らしい宣言と言えます。
世界人権宣言の語呂合わせ⑤
いくよ(194)!蜂(8)も恐れず世界人権宣言!
世界の様々な人権宣言を不都合とする国や組織を恐れず、国連には頑張ってほしいですね!
以上、世界人権宣言の語呂合わせでした!