奈良時代、南都七大寺という国家仏教の活動拠点が整ったことで仏教の学問的な探求が盛んになりました。

 

今回は奈良時代における代表的な仏教学派「南都六宗の概要・年号の覚え方(語呂合わせ)」についてご紹介します。

 

南都六宗とは?

 

 

南都六宗とは、奈良(南都)時代に国家仏教として公認されていた仏教学派の総称のことです。

(※奈良六宋とも言います)

 

代表的な学派は6つですが現在のように信仰が異なる集団(教団)という意味ではなく仏教学を研究するための学問的な集団でした。

 

そのため、ひとつの寺院の中に複数の学派が存在していたり、一人で複数の学派に所属していたりする僧もいました。

 

また各宋には僧を教育する大学頭・小学頭、事務的な仕事をする唯那(ゆいな)の三役がいたほか専用の仏典なども用意されていた。

 

◆南都六宗

それでは南都六宗を見ていきましょう。

 

① 法相宗(ほつそうしゅう)

玄奘三蔵より学んだ道昭が伝える

 

② 俱舎宗(ぐしゃしゅう)

法相宗に付属して伝わる

 

③ 三論宗(さんろんしゅう)

飛鳥時代に伝来 「中論」「十二門論」「百論」を研究

 

④ 成実宗(じょうじつしゅう)

三論宗に付属して伝わる

 

⑤ 華厳宗(けごんしゅう)

唐僧・道璿(どうせん)が伝え東大寺初代別当・良弁(ろうべん)がとなえる

 

⑥ 律宗(りつしゅう)

754年唐僧・鑑真(がんじん)により伝わる(鑑真は日本への渡来に5度失敗し視力を失いながらもついに成功。後に唐招提寺を創建した)

 

南都六宗の伝来は以下の番号の通りです。

①+②→③+④→⑤→⑥

 

◆南都六宗のその後

奈良時代に隆盛を誇った南都六宗ですが平安時代に入ると「一寺一宗」となり次第に教団的な要素を帯びていくことになりました。

 

南都六宗の中で現在でも残っているのは薬師寺・興福寺を大本山とする法相宗と東大寺を大本山とする華厳宗、それに唐招提寺を本山とする律宗です。

 

また、南都六宗の学問は平安時代に成立する天台宗・真言宗の基礎となったとされ、日本の仏教史において重要な意味を持つ時代でした。

 

【南都六宗の語呂合わせ】簡単!六宗の覚え方を紹介

南都六宗の語呂合わせ①

三成(三論・成実)カリッ(華厳・律)とほぐ(法相・具舎)す

 

石田三成さんがなにかカリッとしたものをほぐしているところです。

 

南都六宗の語呂合わせ②

参上(三論・成実)!ホーグ(法相・具舎)がケリ(華厳・律)を入れる

 

戦隊ヒーロー・ホーグ参上!自慢の攻撃はケリです。

 

南都六宗の語呂合わせ③

奈良でロックSHOW(六宋)、HG(法相・具舎)とSJ(三論・成実)がKR(来る、華厳・律)

 

最近ではお寺の本堂がライブ会場になることもよくあります。

 

 

以上、南都六宗の語呂合わせでした!

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