日本と韓国の国交正常化交渉は1952年2月から始まっていましたが、その後何度も中断されます。
しかし、朝鮮半島の情勢を懸念したアメリカの影響もあり、交渉開始から14年目の1965年、遂に両国は日韓基本条約により多くの合意に調印。ようやく国交を正常化させました。
今回はそんな日韓基本条約の概要・締結年号の覚え方(語呂合わせ)についてご紹介します。
目次
日韓基本条約とは?
(朴正煕 出典:Wikipedia)
日韓基本条約とは、1965年(昭和43年)に日本の佐藤栄作政権と、韓国の朴正煕政権との間で調印された両国の関係正常化に関する条約です。
正式名称は「日本国と大韓民国との間の基本関係に関する条約」と言います。その後同年12月18日には批准書が交換されました。
1943年のカイロ宣言、そして1945年のポツダム宣言により、連合国は第二次世界大戦後の朝鮮の独立を約束しており、1951年のサンフランシスコ講和条約で日本もこれを承認したことで日本と朝鮮の関係の処理を行うことになりました。
この時既に朝鮮には大韓民国と北朝鮮、2つの国が成立していたのですが、日本との国交正常化に関しては終始「日韓交渉」という形が取られました。
約15年の間中断と再開を繰り返し、遂に妥結した日韓基本条約には主に次のような内容が記されています。
- 日韓の外交・領事関係の開設
- 1910年以前に締結した条約の無効化
- 韓国政府を朝鮮唯一の合法的政府とすること
- 相互の関係での国連憲章の原則尊重
- ⑤⑥両国間の貿易、海運、航空、通称などに関する協定の締結。
また、日韓基本条約と共に、請求権・経済協力協定や漁業協定、民間信用供与交換公文など多くの文書、協定に調印がなされました。
【日韓基本条約の語呂合わせ】年号(1965年)の覚え方!
日韓基本条約の語呂合わせ①
引く(19)よ無言(65)で日韓基本条約
アメリカの言う事には逆らえません…?
日韓基本条約の語呂合わせ②
行く(19)よ向こう(65)に日韓基本条約
お互い歩み寄りが大切ですね。
日韓基本条約の語呂合わせ③
日韓基本条約締結には一苦労こ(1965)いた
15年もかかったとなると大変でしたね。
日韓基本条約の語呂合わせ④
一級(19)のロゴ(65)あげる日韓基本条約
印鑑はある意味ロゴですよね…?
日韓基本条約の語呂合わせ⑤
日韓基本条約で行く(19)よ婿(65)入り韓国へ
国と国の関係は徐々に良くなったはずです。
以上、日韓基本条約の締結年号の語呂合わせでした!