
今を生きる日本人が「戦争」という言葉を耳にしたとき、その多くの人が「太平洋戦争」を思い浮かべるのではないでしょうか。
戦争の悲惨さを伝える太平洋戦争は、今も日本人にとって忘れてはならない重要な歴史上の出来事となっています。
今回はそんな1941年に起こった太平洋戦争の概要・年号の覚え方についてご紹介します。
目次
太平洋戦争とは?
(ハワイ真珠湾において日本海軍の攻撃で炎上する戦艦 出典:Wikipedia)
太平洋戦争とは、1941年に日本海軍がアメリカの領土であるハワイの真珠湾を、さらに日本陸軍がイギリスの領土であるマレー半島を攻撃したことで始まった、アジア侵攻と対英米の戦争のことです。
日本では、東南アジアや中国での欧米勢力の排除と日本を中心とした「大東亜共栄圏」の建設を唱え「大東亜戦争」と呼ばれました。
1939年、ドイツはポーランドに侵攻し、イギリスやフランスがドイツに対し宣戦したことで戦争が勃発しました。
これが第二次世界大戦の始まりです。
1940年に日本はドイツ・イタリアと日独伊三国同盟を結び、アメリカとの対立は決定的なものとなりました。
(ベルリンの日本大使館に掲げられた三国の国旗 出典:Wikipedia)
そして1941年、東条英機内閣のもと、日本が対英米に対して宣戦したことで、太平洋戦争が起こり、第二次世界大戦も本格的な世界大戦の様相を呈しました。
太平洋戦争は真珠湾の奇襲攻撃の成功などによって緒戦こそ有利に戦況をすすめましたが、ミッドウェー海戦の大敗などにより1942年後半には戦局は不利に傾き、圧倒的な物量の差などから日本は敗戦への一途をたどりました。
1943年には同盟国のイタリアが、1945年5月にはドイツが降伏しました。
1945年8月に日本がポツダム宣言を受諾し降伏したことにより、太平洋戦争は終戦となり、同時に第二次世界大戦も終戦を迎えることとなりました。
【太平洋戦争の語呂合わせ】年号(1941年)の覚え方
太平洋戦争の語呂合わせ①
太平洋戦争に行くよ(194)、最後の一(1)人まで
太平洋戦争では特攻隊など、多くの人がその命を捧げましたね。
太平洋戦争の語呂合わせ②
最期の一句(19)用意(41)して太平洋戦争へ
太平洋戦争中は死を覚悟して出兵した人も多くいたことでしょう。
太平洋戦争の語呂合わせ③
太平洋戦争でひい(1)急死(94)また一人(1)
次々とくる訃報に、心の中では悲しみでいっぱいだったことでしょう。
太平洋戦争の語呂合わせ④
太平洋戦争で引く(19)用意(41)は許されぬ
日本にとって引くに引けない戦いとなってしまいました。
太平洋戦争の語呂合わせ⑤
ピアノを弾く(19)のも容易(41)でない太平洋戦争
太平洋戦争中は国民の生活も統制され、様々なことが禁止された辛い生活でしたね。
以上、太平洋戦争の語呂合わせでした!