16世紀の中ごろ、応仁の乱(1467年)から1世紀近く続いている戦乱の時代にとって、大きな転機となる外国製品が日本にやってきました。

 

これは偶然の産物でしたが、戦国大名のあり方を変えてしまいました。それが鉄砲の伝来です。

 

信長の天下統一へ、そしてそれ以後の歴史にとっても重要な意味をもつ鉄砲伝来の年号とその内容もしっかり覚えましょう。

 

鉄砲伝来とは?

(種子島の火縄銃 出典:Wikipedia

 

 

鉄砲伝来とは、1543年、種子島に漂着したポルトガル人が鉄砲と火薬を伝えた出来事のことをいいます。

 

漂着したのは中国船で、後期倭寇の首領であった王直の配下とされています。

 

領主の種子島時尭(ときたか)は、ポルトガル人から鉄砲2丁を購入。2丁の鉄砲を買ったのは、1つは研究用にして同じものを作るためでした。

 

そして、家臣に火薬の作り方・鉄砲の使用法を学ばせ、同時に製造も試みさせました。しかし、鉄砲の複製はそう簡単にいかず刀鍛冶の金兵衛尉清定たちが苦心してついに国産化に成功しました。

 

これ以後、鉄砲の製法は数年のうちに各地に広まり九州ばかりでなく、堺・紀伊根来・雑賀・近江国友などで大量に製造されるようになりました。

 

また、鉄砲は当時の戦い方も大きく変えました。

 

織田信長が鉄砲を有効に利用する戦術をとり、徳川家康と連合軍を組んだ長篠の戦いで、武田の騎馬軍団をやぶったことは有名です。

 

 

(長篠合戦図屏風 出典:Wikipedia)

 

 

信長ばかりでなく、信長に抵抗し続けた本願寺も多数の鉄砲を備えていたといわれています。

 

大名の戦力は鉄砲の数とこれを利用した戦術の巧みさに依拠することになり、戦い方も一騎打ちから足軽鉄砲隊による集団戦に変化。

 

この変化に対応できた戦国大名が、天下統一に向けた戦いで生き残ることになります。

 

【鉄砲伝来の覚え方】年号(1543年)の語呂合わせ

鉄砲伝来の語呂合わせ①

一騎打ち 以後(15)、ようせん(43)鉄砲伝来

 

鉄砲伝来によって戦い方が一騎打ちから集団戦へと変化したことに関わらせて、一騎打ちは「い(1)ご(5)、よう(4)せん(3)」と覚えましょう。

 

鉄砲伝来の語呂合わせ②

以後(15)、予算(43)が増える鉄砲伝来

 

大量の鉄砲を購入するため、多くの予算が必要になることを想像しながら「い(1)ご(5)、よ(4)さん(3)」が増えると覚えましょう。

 

鉄砲伝来の語呂合わせ③

製造が以後(15)、他所(43)へ広がる鉄砲伝来

 

種子島に伝来した鉄砲が、堺、紀伊根来、雑賀、近江国友などで製造されたことに関わらせて、製造が「い(1)ご(5)、よ(4)そ(3)」へ広がると覚えましょう。

 

鉄砲伝来の語呂合わせ④

漂着の一行(15)、良さ(43)げな種子島へ鉄砲伝来

 

後期倭寇の首領であった王直配下の船が種子島に漂着し、乗っていたポルトガル人によって鉄砲が伝えられたことに関わらせて、漂着の「いっ(1)こう(5)、よ(4)さ(3)げな」種子島と覚えましょう。

 

鉄砲伝来の語呂合わせ⑤

一つ(1)、暦(543)に記そう鉄砲伝来

 

鉄砲の集団的使用が戦さの勝敗を早くつけるようになり、天下統一への動きが促進される要因の一つとなったことの重要性に注目して「ひとつ(1)、こ(5)よ(4)み(3)」に記そうと覚えましょう。

 

 

以上、鉄砲伝来の語呂合わせでした!

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