動物や植物にはなくて人類にはあるもの、それが文明です。
有史以来、様々な文明が生まれては消えるを繰り返してきました。
今回は世界史を学ぶ上で欠かせない「四大文明の概要・覚え方(語呂合わせ)」についてご紹介していきます。
四大文明とは?
四大文明とは、歴史上の早期に都市・文字・国家を生んだ4つの文明の総称です。
(*最近では四大文明にメソアメリカ文明とアンデス文明を加えて六大文明とすることもあります)
それでは四大文明を見ていきましょう。
◆四大文明
1、メソポタミア文明(紀元前3500年頃)
・メソポタミアとは「川の間の地域」を意味する言葉でその名前の通りにチグリス川とユーフラテス川の流域に文明が興った
・楔形文字、太陰暦、六十進法、占星術などが特徴
・後のバビロン王朝の時に「目には目を」の復讐法・ハンムラビ法典が生まれた
2、エジプト文明(紀元前3000年頃)
・ナイル川流域で興った文明
・古代ギリシアの史家ヘロドトスが「エジプトはナイルのたまもの」という言葉を残している通り肥沃な土地を利用した灌漑農法が盛んだった
・ヒエログリフ(神聖文字)、太陽暦、パピルスの発明、ピラミッドの建設などが特徴
*ヒエログリフは「象形文字」とも呼ばれる
3、インダス文明(紀元前2300年頃)
・インダス川流域で興った文明 別名「ハラッパー文明」
・インダス文字(いまだに未解読)、青銅器、印章などが特徴
・舗装道路や排水溝などの高度な都市計画のもと造られたモヘンジョ=ダロ遺跡が有名
4、黄河文明
・黄河流域に興った農耕文明
・甲骨文字、彩陶や黒陶などの土器が特徴
・最近では黄河の流域で興った文明は黄河文明だけではなく長江文明をはじめ様々あると考えられることからまとめて「中国文明」とすることが一般的である
【四大文明の覚え方】超簡単!おすすめ語呂合わせ【厳選3選】
四大文明の語呂合わせ①
めそめそするエジソン「インキがない!」
→めそめそ(メソポタミア)するエジソン(エジプト)「インキ(インダス・黄河)がない!」
素晴らしい発明のアイデアが浮かんでもペンにインキがなければメモできませんものね。
四大文明の語呂合わせ②
迷走中、え~な~インコ
→迷走中(メソポタミア・チグリス・ユーフラテス)え~な~(エジプト・ナイル)インコ(インダス・黄河)
インコが飼いたかったのにオウムを飼っちゃった・・・。
四大文明の語呂合わせ③
瞑想中あり得ないくらい痛いんだ、ここが
→瞑想中(メソポタミア・チグリス・ユーフラテス)あり得ない(エジプト・ナイル)くらい痛いんだ(インダス)、ここが(黄河)
瞑想といえば座禅。座禅は足が痛くて痺れますがそれも修行。
以上、四大文明の語呂合わせでした!