【四書五経の覚え方】超簡単!おすすめ語呂合わせを紹介【4選】

 

令和への改元で「万葉集」が注目されています。

 

それと同時に以前の元号であった明治・大正・昭和・平成の出典元である「四書五経(ししょごきょう)」もずいぶんとクローズアップされました。

 

今回は、この「四書五経の覚え方(語呂合わせ)」についてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

四書五経とは?

 

 

四書五経とは、儒教でもっとも重要とされている書物の総称のことを指します。

 

この四書五経に基づいた思想は中国だけではなく、朝鮮や日本にも多大な影響を与えることになります。

 

◆四書

1、「大学」

前430年頃に書かれたもので「礼記」の一篇だった 内容は君子に対する教育理念や学習方法など

2、「中庸」

前430年頃に書かれたもので「礼記」の一篇だった 内容は道徳の原理など

3、「論語」

孔子の死後に弟子たちが編集したもの 内容は孔子と弟子の言行録など

4、「孟子」

孔子の弟子・孟子の言行録 孟子は「性善説」を唱えたことで有名

 

◆五経

1、「詩経」

前470年頃に書かれた中国最古の詩歌集 孔子の編集

2、「書経」

前600年頃に書かれた政令集、内容は古代からの君臣の言行録など

日本の元号「昭和」「平成」の出典元

3、「易経」

前700年頃に書かれた占いの理論集 宋代までは「周易」と呼ばれていた

日本の元号「明治」「大正」の出典元

4、「礼記」(らいき)

前漢時代の終わり頃に書かれた政治や冠婚葬祭、祭事などあらゆる場面での儀礼の解説や理論集

5、「春秋」

魯国の歴史書 孔子の編集

魯国は春秋時代の諸侯国のひとつで孔子が生まれた国でもあるが前249年楚により滅亡

 

【四書五経の覚え方】簡単!おすすめ語呂合わせ

四書の語呂合わせ①

師匠の申すことはなかなかの大論争を招く

 

→師匠(四書)の申す(孟子)ことはなかなかの(中庸)大論争(大学・論語)を招く

 

なかなかの大論争とは大論争ではないってこと?!

 

四書の語呂合わせ②

師匠ははもちろんモナカだい

 

→師匠は(四書)はもちろん(論語)モナカだい(孟子・中庸・大学)

 

師匠は甘党。

 

五経の語呂合わせ③

5人兄弟は来季の春も易しい詩を書く

 

→5人兄弟は(五経)来季(礼記)の春(春秋)も易しい(易経)詩を(詩経)書く(書経)

 

兄弟揃って詩人なおうちなのです。

 

五経の語呂合わせ④

御所の駅は来春閉まる

 

→御所(五経・書経)の駅(易経)は来春(礼記・春秋)閉まる(詩経)

 

ローカル線が次々と消えていくのは切ないですね。

 

 

以上、四書五経の語呂合わせでした!

 

 

おまけ

 

儒教は孔子が開いた学問ですが孔子が生きていた時代には「四書五経」とは呼ばれていませんでした。

 

「四書五経」を体系的に整理したのは南宋時代の儒学者・朱子です。

 

まず朱子は「礼記」の中から「大学」と「中庸」を独立させます。

 

そしてそれまでにあった「論語」と「孟子」に加えてこれら4つを「四書」とし従来の「五経」と合わせ朱子学の教典として「四書五経」と称するようになりました。

 

以降、「四書五経」に基づいた思想は中国だけではなく朝鮮や日本にも多大な影響を与えることになります。

 

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