東京が日本の首都になるまで、都は何度かかわっています。
奈良時代から、おおまかな流れとして、藤原京(奈良、694年)→平城京(奈良、710年)→長岡京(京都、784年)→平安京(京都、794年)と遷都し、1869年(明治2年)に東京にかわりました。
それでは、なかでも有名な二つの都、平安京と平城京遷都の覚え方について紹介します。
まずはその前に「平安京と平城京遷都」についておさらいしましょう!
目次
平安京と平城京遷都について
(平安京復元模型 出典:Wikipedia)
710年、奈良の藤原京から同じく奈良の平城京に都が遷されました。
最も大きな理由は・・・
他にも・・・
✔ 藤原京で疫病が蔓延し、縁起がわるいため
✔ 交通の便が藤原京よりよいため
✔ 占いで平城京の地が優れているとでたため
などの理由がありました。
784年、奈良の平城京から京都の長岡京へ遷都します。遷都の理由としては以下のことがあげられます。
✔ 奈良時代後半、寺院の勢力が強くなった奈良を離れたかった
✔ 天武天皇系の皇族が力を持っていたのを避けたかった天智天皇系の桓武天皇が京都への遷都を計画した
✔ 水路がなく陸路のみにたよっていた平城京から、大きな川があり流通ルートが確保できる長岡京が魅力的だった
しかし、794年に、たった10年で長岡京から平安京へ遷都します。
その理由は・・・
というものでした。
平城京と平安京遷都の覚え方
平安京と平城京遷都の語呂合わせ①
なんと(710)素敵な平城京。鳴くよ(794)ウグイス平安京。
かなり定番のごろ合わせですが、やはり覚えやすいと思います。新しい素敵な平城京と、ウグイスが鳴く平和で新しい平安京。
平安京と平城京遷都の語呂合わせ②
南都(710)の奈良に平城京。北でな(7)がく(9)し(4)はいした平安京
南にある都、奈良にある平城京と、北の京都で長く都として栄えた平安京。
平安京と平城京遷都の語呂合わせ③
な(7)らうぞ唐(10)から平城京。シガラミ無くし(794)た平安京
唐の長安をモデルにした平城京と、寺院や旧勢力など過去のシガラミを絶って前に進もうとした平安京というのが分かります。
平安京と平城京遷都の語呂合わせ④
なんと(710)なく長安?な平城京。恨み無くし(794)て平安京
唐の長安になんとなく似せているという平城京と、早良親王の祟りや旧勢力の恨みなどいろいろな禍根を一掃して出発した平安京を表しました。
平安京と平城京遷都の語呂合わせ⑤
奈(7)良で唐(10)を造ろう平城京。な(7)がおか(長岡)急(9)に閉(4)めて平安京
藤原京があった奈良で唐の都を造ろうとした平城京。奈良から京都に遷都した後、たった10年で長岡京を閉めて平安京に遷ってしまったことを意味しています。
以上、平安京と平城京遷都の覚え方でした!