【国際連盟の設立年号&常任理事国の覚え方】おすすめ語呂合わせを紹介!

 

1914年に始まった第一次世界大戦。

 

 

瞬く間に戦火を世界中に広げ未曽有の犠牲を払って終結、混乱した世界情勢を立て直すためパリ平和会議が開かれ国際協調路線が敷かれます。

 

今回はパリ平和会議で設立が決まった国際連盟の概要・設立年号&常任理事国の覚え方についてご紹介します。

 

国際連盟とは?

(国際連盟本部が置かれたパレ・デ・ナシオン 出典:Wikipedia

 

 

国際連盟とは、1920年(大正9年)にアメリカ大統領ウィルソンの提案した「14か条の原則」に基づいてスイスのジュネーブに設立された世界で初めての国際平和維持機構のことです。

 

国際連盟には総会・理事会・事務局・常設国際司法裁判所・国際労働期間の5つの機構があり、事務局長には日本の新渡戸稲造が就任しました。

 

 

(新渡戸稲造 出典:Wikipedia)

 

 

国際連盟に加盟した国は42か国(最盛時には59か国)、常任理事国はイギリス・フランス・イタリア・日本の4か国でした。

 

国際連盟の主たる目的は国際協力および各国間の平和と安寧(安全)でしたが、1946年の国際連盟解散までの間に十分機能したとはいえないものでした。

 

 

◆国際連盟の機能が不完全だった3つの理由とは?

 

国際連盟は設立から解散するまでの間に十分に機能したとはいえませんでした。その理由としては次の3つが考えられます。

 

不完全だった3つの理由

①アメリカ・ソ連・ドイツの不参加

アメリカはヨーロッパとの相互不干渉という考え方(モンロー主義または孤立主義)から議会が国際連盟の加盟に反対して参加しませんでした。

またソ連は1917年のロシア革命で新しい国が誕生したばかりだったこと、ドイツは第一次世界大戦の戦争責任から参加を認められませんでした。

 

②国際連盟は単独の軍隊を保持していなかった

どこかの国が国際秩序を乱すような紛争を起こしても軍事力で圧力をかけるということができなかったために解決が容易ではありませんでした。

 

③全会一致の法則

加盟国すべての賛成が得られなければ物事を決められなかったので決議までに非常に時間がかかり問題への迅速な対応ができませんでした。

 

【国際連盟の設立年号&常任理事国の覚え方】おすすめ語呂合わせ!

国際連盟設立の語呂合わせ①

いい国を(1920)作ろう国際連盟

 

国際連盟が理想とした国際平和。残念ながら100年経った現在でも地球上から戦争はなくなっていません。

 

国際連盟設立の語呂合わせ②

特には(1920)活躍なしの国際連盟

 

もしもアメリカが加盟していたら、もしも国際連盟軍があったら、もしも多数決で採決していれば、世界のその後はどのようになったのでしょうか?

 

国際連盟設立の語呂合わせ③

ウィルソン大統領に特に(192)礼(0)をする国際連盟

 

国際連盟の設立を提案したのはアメリカ大統領ウィルソンですがそのアメリカは連盟に不参加だったということに矛盾を感じてしまいます。

 

国際連盟設立の語呂合わせ④

一句(19)、無礼(20)なきよう、連盟設立

 

国同士の無礼=無作法な振舞いが戦争を招いてきたという過去の反省の上に国際連盟は設立されました。

 

国際連盟の常任理事国の覚え方⑤

常任理事国はエフ兄(英仏日伊)さんにお任せ!

*イギリス:英 フランス:仏 イタリア:伊 日本

 

エフ兄さんって誰だよ?という気もしますが、とにかく国際連盟の常任理事国はこの4か国で始まりました。(後にドイツの加入や日本・ドイツの脱退など紆余曲折がありました)

 

 

以上、国際連盟の設立年号&常任理事国の語呂合わせでした!

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